夏の大三角形

夏の大三角形

 「七夕」が行われる夜空では星が集まって輝く「天の川」と、その川を挟んで輝く「織姫」と「彦星」が主役になります。しかし、夏の夜空には夏しか見られない天体が数多くあります。その一つが「夏の大三角形」です。
 夏の大三角形(または夏の大三角)は、こと座の「ベガ」・わし座の「アルタイル」・はくちょう座の「デネブ」と呼ばれる三つの星を線で結ぶと出来る、細長い大きな三角形の事です。この三つの星の中で、「ベガ」が「織姫」・「アルタイル」が「彦星」になります。

 この三つの星を結んだ「大三角形(三角形)」は日本のある位置では夏、特に今の暦では八月の上旬頃が一番のよく見えるので、「旧暦」では今の時期に「七夕」の習慣が行われていた様です。しかし、今でこそ普通に使われている「大三角形(三角形)」という言葉ですが、実は日本で誰が最初に言い出しのかはハッキリ分かっていないそうです。
 歴史的に「星」の研究や発見は古くから行われており、「織姫」や「彦星」などの由来はハッキリしているのに、この様な大々的な「季節の風物詩」の由来がハッキリしてないというのは意外な事実です。調べてみなければ分からない、また知らない事は身近な所にもあるとも言えますね。

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