中国の「七夕」

中国の「七夕」

 「七夕」の本家ともいえる中国は、古くからの伝統を色濃く残している所があるので、他の年間行事のやり方も日本と大きな差があります。テレビなどでも取り上げられる有名な祭では、新年を迎える「お正月」があります。

 中国は「新暦」より「旧暦」を重んじる事が多いので、新年も旧暦に習って祝う場合もあります。そして、祝う時は町や村を鮮やかに飾り立て、日本の獅子舞の代わりに作り物の大きな龍を人の手で操って見事な舞を披露します。

 そんな中国の「七夕」ですが、これも「旧暦」の七月七日の夜に祝います。地域によって違いはありますが、まだ農耕や自給自足で生活している様な農村部では、お香をたいて花や果物を御供えし、機織や刺繍の上で上達するよう「織女(織姫)星」に祈る風習があります。都心部では、海外の観光客向けに大きなイベントを行う所もあるそうです。

 また、星伝説にも日本とは少し違いあります。日本の話では「七夕の夜に会える」というだけですが、中国の伝説では二人を会わせるために「七夕」の夜にカササギが二人の為に羽を連ねて橋を作るという言い伝えがあります。

 この様に、元になった中国でも日本とは祝い方が違うのが良く分かりますね。

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