ベトナムの「七夕」

ベトナムの「七夕」

 日本や中国では星が集まって川に見えるので「天の川」、西洋ではミルクが道の様に流れているので「ミルキーウェイ」と呼ぶのをよく耳にします。

 しかし、ベトナムと聞いて星の話、ましてや「七夕」を連想できる人は少ないでしょう。

 そもそも、ベトナムに「七夕」の元となった「星伝説」が伝わっている事を知っている人が少ないと思います。

 しかし、ベトナムはアジアの中で「七夕」を祝う国として、最も西にある国なのです。ベトナムで今も伝わっている「星伝説」では、中国と同じ様に「七夕の夜になると二人のために鳥が橋を作る」とされていますが、鳥は国よって違います。ベトナムでは二人の為に橋を作る鳥は、カラスになっています。

 日本でカラスは、あまり良いイメージの無い鳥だけに、これだけでも驚きですね。更にベトナムでは七月の満月を「カップルの月」と呼びます。これも、中国から伝わった「星伝説」から生まれた考え方だそうです。

 そんなベトナムの「七夕」ですが、特に派手な祭などは行われませんが、離れ離れなった恋人達にちなんで一部の地域では昔の恋人と語り合う、といったイベントが行われているそうです。

関連コンテンツ

スポンサードリンク