秋と収穫祭

秋と収穫祭

 日本の「秋」は、旧暦では七月上旬頃から十月上旬頃、新暦では八月七日頃から十一月上旬頃の期間を指します。この期間は、日本全国で秋の収穫を神様や自然に感謝したり、農作物に被害が出ないように祈る様々な祭が開催されます。

 この頃に訪れる「立秋」には「秋立つ」という意味があります。カレンダーでよく見る「立夏」や「立春」に「立冬」も同じ様に「季節が立つ」という意味があります。今は温暖化の影響などで残暑が厳しく、七月や八月は「秋」といった雰囲気ではありませんが、昔ながらの祭は変わらずに「秋」を意識して行われています。

 そんな祭の中でも、秋の時期に一番多いのは「稲作」に関する行事です。ちょうど、稲を収穫する時期が「秋」になるので、それまでに稲が育った事や、無事に収穫できた事を祝うのです。そんな収穫を祝う祭の代表的といえるのが「お九日」という行事です。これは、地域によって大きな出し物を神様に奉納する所もありますが、一般的には赤飯を炊いたり、米粉で作った餅を飾って無事に農作物(主に稲)が収穫できた事を祝います。

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