韓国の「七夕」
日本でドラマやアーティストが活躍するため、人によっては馴染みのある韓国ですが、その文字や文化は独特ともいえます。「七夕(たなばた)」も、韓国では「チルソク」と発音します。しかし、それでも中国や日本と同じ様に年間行事は行われています。地理的に中国が近くにあり、派手な祝い方をするので海外に注目される事は少ないです。
その理由の一つとして考えられるのが、中国や日本にもある「星伝説」です。話の内容自体は他の国と変わらないのですが、韓国では「星伝説」の恋愛の部分に重きを置いて、「七夕」は昔から「恋人達の日」となっています。
年に一度しか会えなくとも変わらぬ愛を交わす主人公達を、韓国の人々は「永遠の愛の象徴」としたのでしょう。そのため、韓国では「七夕」になると昔は恋人同士が変わらぬ愛を約束するためにイチョウの木の種を贈り合う習慣があったそうです。現代では恋人に限らず、家族同士でも「七夕」に花やプレンゼントを贈り合う様になっています。
更に、日本では「七夕」の日に雨が降ると「星が隠れて二人が会えない」と考えられていますが、韓国で「七夕」の日に雨が降ると「二人が再会を喜んで流した涙」と考えるそうです。もし、その翌日に雨が降ったら今度は「別れを惜しむ涙」と解釈するそうです。
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